秋篠宮ご夫妻の長女眞子さま(25)と、国際基督教大(ICU)の同級生小室圭さん(25)の婚約内定会見から一夜明けた4日、小室さんが購入したと話題の“倹約レシピ本”に、異例の5万部増刷がかかったことが分かった。国際弁護士の夢に向かう小室さんと、民間人になる眞子さまの新生活とともに注目を集めている。小室さんはこの日、普段通り都内の職場に出社した。

 レシピ本は、8月末に発売された「月たった2万円のふたりごはん」(幻冬舎、1080円)。3日の会見後、小室さんが自宅近くの書店で購入したと話題になり、通販サイト・アマゾンでの取り扱い分は即座に完売。幻冬舎は「4日も朝から問い合わせや注文の電話が鳴りやみません」と、うれしい悲鳴を上げた。

 同社はこの日、5万部の増刷を決定。初版は7000部で、発行部数は一気に8倍以上の5万7000部となる。担当編集者の袖山満一子さんは「増刷の5万部なんて、そうそう聞くことのない数字。全部売れたら大大ベストセラーになる。イラストと手書き文字の本なので編集に時間がかかり、発売日が少しずつズレて遅くなった。こんなことが起きるなんて思ってもみなかった」と驚きを隠さなかった。

 イラストレーター奥田けいさん(27)の初の著書。インスタグラムにアップしてきた倹約料理のイラスト60枚に、レシピを付けた。奥田さんは「月2万円の予算、ありふれた材料でも、大切な人のために料理を作りたい気持ちの助けになれば」との思いを込めた。

 小室さんの購入については「ビックリしましたが大変うれしい」。3日夜、感謝と祝福を込め、月をバックに見つめ合う2人のイラストを、インスタグラムにアップした。

 自身の考案した料理が眞子さまの口に入る可能性もあり「私が作るわけではないが、とても光栄。お互いの愛情が加わり、よりおいしくなるのでは」と声を弾ませた。

 レシピ本から2人にオススメするのは「エビのプリプリ水餃子(ギョーザ)」。その理由を「エビの殻むきや背わた取り、餃子を包む作業など2人でやれば楽しく、時間短縮になる。節約も楽しみ、お幸せになられてほしい」とメッセージを送った。